♪春の祭典♪

 

今年も行ってきました!音大に♪

 

社会人向けの夏期講座ですが、今年はストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」の作品分析を受講してきました。

 

みなさんは「春の祭典」を聴いたことがありますか?

20世紀の最高傑作と言っていいほどの音楽です。

「春の祭典」という文字から、花が咲きほころぶ中、小鳥や蝶が舞い、春のお祭りがやってきた!

という印象を持ちますが、全くそんなことはなく、明るいイメージとは程遠い内容です。

祭典を「儀式」という言葉に置き換えたほうがしっくり来る音楽かもしれません。

 

時は古代ロシア。

畏れ多い自然の怒りを鎮めるために、若い娘を生贄にする儀式をバレエで表現したものです。

(怖い~。 物語の設定自体、現代ではありえません!>< )

 

初演は1913年のパリで行われました。

この時、あまりにも斬新な踊りと音楽に驚いた観客から不満の声があがり、

警察が出動するほどの大変な騒動になりました。

きれいなコスチュームとトゥシューズで踊るスタイルではなく、古びた衣装に内股の踊り。

音楽に口ずさむようなメロディはなく、刺激的な不協和音とリズムの連続。

新しい芸術を受け入れる土壌にありそうなパリでもこの時は大混乱でした。

でもその後、演奏会で価値が認められるようになり、今ではオーケストラの勝負曲として演奏されるほどになり、

多くの人を魅了する音楽になりました。

講座の先生がおっしゃるには、30年ぐらい前の日本では、春の祭典をまともに演奏できるオーケストラが

なかったそうですが、今では学生オーケストラも立派に演奏するとのこと。

 

講座の中では、ストラヴィンスキー自身が指揮を振ったオーケストラのDVDを鑑賞しました。

作曲者ご本人もあまりにも難しいリズムにちゃんと指揮を振れていないとか!?

見てください!この変拍子。

1小節ごとに拍子が変わるんですよ。

でも何故か、この不規則なリズムと不協和音の虜になってしまうのが春の祭典です。

 

機会がありましたら是非とも聴いてみてくださいね♪

バレエも目が釘付けになりますよ!

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