先日、「年金130万人に過小支給」というニュースが流れましたが、
まさしく私の父がその一人でした!
↓ 過小支給の概要
一定額以上の年金をもらっている人には所得税がかかりますが、扶養家族がいたりすると
「扶養親族等申告書」を提出することにより、所得税が少なくなります。
今までは往復ハガキが届き、扶養状況に変更がなければ「変更なし」にチェックを付けて送ればよかったものが、
税制改正によりこのチェック欄がなくなり、さらにハガキではなくA3サイズの「扶養親族等申告書」に変わり、
封書で届くようになりました。
これらの変更がよくわからずに、未提出と記入ミスが多発したそうです。
↓ 私が過少申告に気が付いた経緯
ここ数年、父の確定申告を見てあげているので、年金がいくらで、引かれている所得税がいくらか把握していました。
今年も確定申告を作成するために、年金機構と企業年金連合会から送られてきた源泉徴収票を見てみると、
所得税が桁違いに多く引かれているので、なぜ??? と思っているうちに そう言えば…と、
ほったらかしにしていた封筒のことを思い出しました。
マイナンバーを書くようになっている書類のため警戒してそのままにしていたのですが、
よく見ると扶養家族の状況を書いて送る「扶養親族等申告書」だったのです。
母を扶養にしているので、提出する必要がありました。
返信期日は、昨年の12月11日まで。
もう過ぎてしまいましたが、今から出してもいいかどうか年金機構に確認したところ、すぐに出してください!
とのこと。
2月に支給された年金は扶養家族0人で計算されているが、4月に支給する年金に反映できるからと。
慌てて出したあとに、年金過小支給のニュースでした。
これはお年寄りにはよくわからない手続きですよ!
社労士である私もピンと来ていませんでしたし。(恥ずかしや~)
様式が変わって記入が面倒くさくなったらもう見ないし。(それは私か!?)
そもそもマイナンバーを書くこと自体が難しい気がします。
父の年金は気が付いたから良いとして、他の1,299,999人の年金がどうなるのかとても気になります。
こういったニュースすら知らないお年寄りがたくさんいると思います。
過小支給については、やはり「扶養親族等申告書」を出してもらわないとダメだと言うことなので、
せめてこのブログを見た方は、おじいちゃん、お父さん(おばあちゃん、お母さんのケースもあり得ます!)
の年金額を昨年と見比べてみてください!!
大幅に少なくなっていたらすぐに年金機構に電話を! → 0120-051-217
詳しくは、年金機構のHP参照