昨日、法事のため長野に行ってまいりました。
長野に行くとよく立ち寄るのが、「東山魁夷館」です。
昨日は、3年ぶりの鑑賞となりました。
東山魁夷の作品で一番有名なのは、こちらの「緑響く」ではないでしょうか。
この絵をはじめて観たときに、大きな衝撃を受けました。
それは、馬が白いからです・・・!?
と言いますのも、小学校の美術の先生から、白い絵の具を使わずに絵を描くようにと教わっていました。
それ以来、「白」はずっと使ってはいけない色と思っていましたが、
この絵では白い馬が描かれていましたので、驚いたものです。
それから2回目の驚きは、東山魁夷が音楽を感じながら絵を描いていたことです。
この絵には、「響く」という、音を感じさせるタイトルが付けられていますが、
実際、モーツァルトのピアノ協奏曲23番第2楽章が心の中に流れていたそうです。
緑はオーケストラで、馬がピアノの旋律。
なんて幻想的なんでしょう☆
そして昨日、何度も観ている絵に感じたことは、この絵に限らないことですが、
縦と横の線が素直に交じりあっている絵が多いなぁということです。
画家の無垢な心を感じました。
昨日は、北陸新幹線開業2日目のせいか、長野駅は大賑わいでした。
長野駅の駅ビルの名前は「MIDORI」。
駅ビルの3Fには、「緑響く」の絵が施されており、長野の自然にぴったりです。
今年は、7年に1回の善光寺御開帳の年にあたります。
4月から5月にかけて行事がありますので、この機会に是非とも長野に行ってみてください!
そして、善光寺近くの東山魁夷館で、東山魁夷の優しい日本画に触れることをオススメします♪