新型コロナウイルスによる休業要請が解除され、
先週、ついにオーケストラの演奏会が再開されることになりました♪
ただし、今までとは異なる新しい演奏・観覧スタイルで。
私は定期会員ですので、年間チケットを購入し席が決まっていますが、
座席は、前後左右一つおきの配置になり、改めて席の予約が必要になりました。
その他に施されたコンサート会場ならではの対策をご紹介します。
・来場者全員の検温(非接触型体温計の設置)
・チケット半券のもぎりは自分で。
・プログラムの手渡しはなし(自分でプログラムを取る)
・「ブラボー」などの掛け声禁止
・終演後の退場は、場内アナウンスの指示に従い2階席から退場
・ホワイエ(休憩所)でのドリンクコーナー閉鎖
そして一番違和感があったのは、演奏者がマスクをしていたことです。
管楽器はマスクしていたら吹けませんので、もちろんつけていませんが、
弦楽器、打楽器、指揮者、ピアニストの皆さんがマスクをしていました。
演奏者同士の距離もいつもより空いていて、オーケストラの編成も小ぶりな感じでした。
管楽器の飛沫がステージ上で気になるところですが、通常の会話で出る飛沫より少ない
という実験結果が出ています。
だったら別に演奏者はマスクする必要もないのに…と思いましたが、
マスクほど手軽な感染予防はありませんので、とやかく言うところでもありません。
ちなみに演奏者のマスクは色が統一されていました。
楽団員がグレー、指揮者が黒、ソリストのピアニストは白。
グレーと黒は、衣装の黒と統一されていてなかなか良かったですが、
ステージ上での白いマスクは、ソリストの華々しさを台無しにしてしまいますね^^;
オーケストラも観客も約3ヵ月ぶりの演奏会なので、感慨深いものがあるはずなのに、
顔の表情はわからないし、こちらも拍手しかできないので、お互いの気持ちが伝わらない、
ちょっと冷めた演奏会になったように思いました。
次回の演奏会は今月末。
東京の感染者数が今のままでは、またオーケストラはマスク着用でしょう。
何も気にせずに演奏することは、まだまだ先のことになりそうです。