もうすぐ今年の世相を表す漢字一文字の発表ですね。
コロナに関連した文字になることは予想されるところですが、
今年、最も注目された字はこの字ではないかと思っています。
それは「竈」です。
拡大文字はこちら。
アニメ・鬼滅の刃のファンならピンときますよね。
そうです!主人公の苗字の一文字です!!
宮城県の塩竃市のHPに書き順が載っていることからか、
鬼滅効果でアクセスが集中したと話題になった字です。
たしかにこの字は書けません。
穴と土まではわかりますが、そのあと真ん中の縦棒をいつ書くのか、
また、右左どちらの縦棒を先に書くのか全くわかりませんでした。
例えば、「非」であれば、縦棒は左から書きますよね。
でも「竈」の縦棒は、HPの書き順を見ると右から書いています。
もうそれだけでもビックリです!
塩竃市の正式名は「竈」表記ですが、市のあちこちに簡単な文字の「釜」と混在しているそうです。
そこで市が、市の名称を「塩釜市」にしたほうが良いかどうかアンケート調査を行ったところ、
昭和56年当時は、書きやすいという理由で賛成が66.6%あったようですが、
「塩竃市」でも不便を感じないと思う人が半数以上いたことから市名変更の機運にはないと、
これまで同様「塩竃市」としたそうです。
きっと今このアンケートを取ったら、絶対に「竈」がいい!と思う市民のほうが多そうですね。
難しい字ですが、これからも誇り高き字として継承されることではないでしょうか。