パイプオルガンが設置されているホールは日本各地にありますが、
ここ、池袋の東京芸術劇場は世界最大級のパイプオルガンが設置されています。
11メートルの長さから小指ほどの大きさのパイプが約9000本。
音色は、ルネッサンス様式・バロック様式・モダンタイプの3色。
その贅沢な響きを味わうために、パイプオルガンのコンサートに行ってきました。
1時間ほどのプログラムの中、途中驚くことが起きました。
場内アナウンスが流れ、
「これからパイプオルガンが回転します。
回転し終わるのに3分ほどかかりますのでしばらくお待ちください。」と。
回転っていったい…?
そもそもホールの壁と一体化されているのではないのか?
と思っていたところ、真ん中のオルガン本体のブロックと左右のパイプブロックがゆっくりと回転し始めました。
回転する前は、木の枠の中に納められたパイプに装飾が施されたクラシカルなオルガン。
回転後は、シルバー一色で、フクロウの顔のように見えるモダンなオルガン。
宇宙に広がるような壮大な響きとともに美術品としても楽しめました。
東京芸術劇場では、平日の昼間に500円でランチコンサートを聴くことができます。
また、初台にある東京オペラシティでは、こちらも平日の昼間ですが、
無料でパイプオルガンの演奏を聴くことができます。
皆さんも是非一度、パイプオルガンの荘厳な響きを味わってみてください♪